手ぬぐいをアウトドアグッズに!登山・キャンプ時の使い方をご紹介
「ギア」とよばれるキャンプ用品をあれこれ買い集めるのも楽しいアウトドア。
キャンプや登山に役立つグッズとして、当通販店では手ぬぐいをお薦めします。
和小物の手ぬぐいがなぜアウトドアに役立つのか、疑問に思った方もいるかもしれません。
しかし手ぬぐいは1枚持っているだけでマルチに活躍し、荷物にならないことから、キャンパーにも注目されている便利なアイテムなのです!
今回は、アウトドアグッズとして手ぬぐいがどのように活躍するのか、登山・キャンプ時の使い方を詳しく紹介します。
手ぬぐいとタオルの違い
手ぬぐいとタオルはどちらも主に水気を拭くために使用されるもので、手ぬぐいのことを「昔の人が使っていたタオル」と認識している人も多いのではないでしょうか。
しかし両者は織り方に違いがあり、手ぬぐいは経糸と横糸を交互に織る平織り、タオルは糸をループ状に織るパイル織りで制作されています。
タオルは吸水性を高めるために生地が厚くてモコモコとしているので、折り畳むとかさばるもの。
一方手ぬぐいは薄くて両端を切りっぱなしにして製作しているので、タオルよりも水切れが速いです。
折り畳んでもペタンコになる為、かさばりません。
アウトドアにはテントやシュラフなどかさばるキャンプギアが必要不可欠で、可能な限り荷物をコンパクトにしたいときはタオルより手ぬぐいの方が持ち歩きが楽になります。
体温の調整に
気温の変化が激しい自然環境の中でアウトドアを楽しむには、体温調節の工夫が欠かせませんよね。
そんなときも、手ぬぐいが大活躍!
使い方次第で、暑さも寒さも対策できる便利なアイテムです。
夏のアウトドアでは、手ぬぐいを濡らして絞り、首に巻くと簡易的なネッククーラーになります。
濡らすことで手ぬぐいの水分が熱を吸収して逃がす気化熱を発生させ、冷却効果が得られるのです。
ぬるくなってきたら、広げて生地を空気に触れさせるとヒンヤリ感が持続します。
冬場の登山では、スカーフのように首に巻けばマフラー代わりに。
手ぬぐいの素材である綿は風を通しにくく、気温が低い山でのアウトドアやキャンプにも重宝します。
カイロを包めば、お腹や腰を温めるのにも効果的です。
帽子やヘルメットのインナーに
登山用帽子やヘルメットを被っていて汗が気になったら、手ぬぐいを頭に巻き、インナーとして活用してみて下さい。
乾きやすい手ぬぐいは、汗による蒸れの不快感も軽減させてくれます。
アウトドアでは冬場でも汗をかく場面が多いですが、手ぬぐいをインナーにすれば頭部を汗冷えから守ることが可能です。
特注手ぬぐいは一般的に長さ90cmで作成されますが、インナー用の場合は剣道の面やお祭りの小道具用などに使用されるやや長めの100cmサイズの手ぬぐいがお薦めです。
頭へも巻きやすいため、アウトドア用手ぬぐいを作成するなら用途が多い方が役立ちます。
簡易のマスクとして
山小屋滞在時の飛沫対策、風が強い場所での土埃対策にはマスクが役立ちますが、使い捨てのマスクはごみが増えてしまうのでなるべく持っていきたくないものです。
手ぬぐいで鼻と口を覆い耳の後ろで結べば、簡易的なマスクの完成。
通気性が良く息苦しくないので、登山中も就寝中も呼吸が楽になり快適に過ごせます。
水の濾過に
川や湖の水を濾過して飲料水に利用できる携帯浄水器は、アウトドアに重宝するキャンプギアの一つです。
石・葉っぱ等の汚れが多い水をそのまま濾過すると浄水器のフィルターが詰まってしまうので、浄水器に掛ける前に水を手ぬぐいで濾過すると、より安全な水を確保できます。
浄水器は定期的に別売りのフィルターと交換が必要だったり、安い商品だとフィルターを交換ができない使い捨て式だったりすることも。
長い目で見たら、手ぬぐいを併用する方がアウトドアにかかるコストを格安に抑えられるかもしれませんね。
バーナーやクッカー調理時の鍋つかみとして
手ぬぐいの生地である綿は熱に強いので、化学繊維のように焚火の火の粉で溶けません。
そのため、火にかけたクッカーやカップを扱う際、鍋つかみに代用できます。
火傷しないように、手ぬぐいは何度か折り畳んで厚みを持たせてから使用するようにしてください。
鍋つかみと同じ要領で、スキレットやグリドルパンの鍋敷きとしても活用OKです。
トレッキングシューズの応急処置に
先ほど手ぬぐいは両端が切りっぱなしになっているので水切れが速いと紹介しましたが、切りっぱなしであることには、裂いて緊急時に使えるというメリットもあります。
険しい山道でトレッキングシューズが破損してしまったときも、手ぬぐいの出番。
手ぬぐいを細く裂けば切れた靴ひもの代用品になり、ソールがはがれた時は手ぬぐいで靴とソールを巻きつければ応急処置になります。
これはあくまで一時的に歩けるようになる応急処置にすぎませんが、その場にとどまることが出来ない場合、手ぬぐいが避難や下山の手助けになることはアウトドアの知識として覚えておきたいものです。
ケガをした時の添え木の固定や止血に
手ぬぐいはケガの一時的な手当てに活用できるので、アウトドアにはもちろん防災グッズにも役立っています。
骨折時には添木を固定したり、登山中に手や足を切ってしまったときに巻き付けて止血したり、あらゆるケガの応急処置に対応可能です。
これまでに紹介した通り体温調節や裂いて使うこともできますので、発熱時の熱冷ましや包帯にも代用できます。
ある程度回復して動けるようになったら、速やかに下山して病院で診てもらうようにしましょう。
まとめ
手ぬぐいをアウトドアシーンで活用する方法について、詳しく紹介しました。
大きな荷物を持ち歩く登山では、「キャンプギアはかさばらず必要最低限にまとめたい」という気持ちと「でも万が一のための備えは万全にしたい」という気持ちがせめぎ合うもの。
そこでかさばらず、調理から応急処置までマルチに使える手ぬぐいはまさに適役というわけです!
最近では山小屋やキャンプ場のオリジナルグッズとして、見た目もお洒落なフルカラー印刷の手ぬぐいやのロゴ名入れの特注手ぬぐいが激安価格で販売されています。
それらをお土産に購入したり、登山サークルの記念品にオリジナル手ぬぐいをプリント制作したりすることで、季節・気候を問わずアウトドアに重宝しますね。
持ち歩きに最適で様々なシーンに役立つアウトドアギアをお探しながら、ぜひ手ぬぐいを検討してはいかがでしょうか?