染めとプリントはどう違う?特徴と手ぬぐいの仕上がりを解説!
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オリジナル手ぬぐいの名入れ方法には、染めとプリントの2種類があります。
染めもプリントもどちらも手ぬぐいに色を付けるオリジナル製作の工程ですが、両者にどのような違いがあるのかご存じでしょうか?
手ぬぐいを発注しようとして、実際にどの製法にするか迷われている方もいるかもしれません。
そこで本記事では、染めとプリントの違いについて、それぞれの特徴や手ぬぐいの仕上がりの違いなどを踏まえながらご紹介致します!
染めとプリントでは使用するインクが異なります

染めには染料インク、プリントには顔料インクを使用しており、それぞれ手ぬぐいの繊維へ染色する方法が異なります。
染料インクは、水や溶剤に溶けるサラッとした質感のインクです。
手ぬぐいに印刷すると生地に染料インクが染み込み、繊維の内部まで色素が直接浸透します。
一方の顔料インクは水や油に溶けないインクで、テクスチャーはやや硬めです。
顔料インクが生地の上に乗ることで、手ぬぐいの表面に色が付きます。
染料インクとは
生地に直接色を付ける染料インクはしっかりと着色し、尚且つ柔らかな風合いが手ぬぐい製作に人気です。
染料インクによる名入れ製作の特徴と、手ぬぐいの仕上がりについて解説致します。
染料インク手ぬぐいの手触り
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染料インクは手ぬぐいの繊維に染み込むので、名入れ作成後も生地そのものの手触りは失われません。
柔らかく仕上がるため使うときの心地良さは勿論、手ぬぐいの見た目に高級感をもたらすことも可能です。
染料インク手ぬぐいの裏抜け
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繊維そのものを着色する染料インク手ぬぐいは、表の名入れデザインが裏面にも浸透するので裏抜けを表現できます。
どの程度裏抜けするのかは、製法やデザインの細かさによってまちまちです。
製作時に使用する染料インクの量に応じて、裏抜け率は変動します。
染料インク手ぬぐいの納期
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染料インク手ぬぐいは、生地に染料の色が固定するまでに時間がかかります。
手ぬぐいに染料を染み込ませた後に洗いや蒸し、乾燥といった工程が加わるため、納期はプリント手ぬぐいと比べると長くなります。
染料インクを使用する手ぬぐい製作方法
当通販店にてご発注いただける染め手ぬぐいの作成方法は、注染、反応染め、反応インクジェットの3種類。
1つめの注染は文字通り名入れデザインに染料インクを注ぎ、繊維の奥までしっかりと染め上げる昔ながらの手ぬぐいの染色方法です。
注染より細かい絵柄を名入れでき、ある程度の手触りと裏抜けの良さを表現できるのが、2つめの反応染めになります。
3つめの反応インクジェットは、反応染料をインクジェットで吹きかけて写真やイラストのようなフルカラーデザインを緻密に再現できる染めの印刷方法です。
顔料インクとは
顔料インクは生地にインクを乗せるのでプリントが均一に仕上がる点、格安なコストと短い納期で手ぬぐいをオーダー注文できる点が人気です。
顔料インク手ぬぐいの特徴と手ぬぐいの仕上がり方について、解説致します。
顔料インク手ぬぐいの手触り

顔料インクは手ぬぐいの生地の表面にインクが固着することで色が付きますので、インクが乗った部分は多少生地の手触りがパリッと硬くなります。
印刷する面積が大きかったりベタ地デザインだったりすると、顔料インクの使用量が増えて硬い質感になりがちです。
顔料インク手ぬぐいの裏抜け
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手ぬぐいの繊維にインクが染み込む染料インクと違って、顔料インクはほとんど裏抜けしません。
通常、顔料インク手ぬぐいの裏面は生地そのものの色となりますが、デザインによっては表面の絵柄が光に透けて見える場合もあります。
顔料インク手ぬぐいの納期
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手ぬぐいの上に特注デザインの版(型)を乗せ、その上に顔料インクを捺染し、乾燥させるという印刷方法が、顔料プリントです。
作業工程の少ない名入れ製法ですのでそのぶん納期は短くなり、制作費用も激安価格になります。
顔料インクを使用する手ぬぐい製作方法
顔料インクを使用する制作方法は先述した顔料プリントと、フルカラープリントが可能な四色分解の2種類。
顔料プリントは、4色未満の特注デザインを1mmの細かい線幅まで再現できる製法です。
フルカラー手ぬぐいを注文する場合は、印刷データをCMYKの4色に分け、それぞれの版に顔料インクを捺染する4色分解という作成方法があります。
顔料インク手ぬぐいの詳しい制作方法については、下記のリンクよりご確認いただけます。
おすすめの用途
染料インク手ぬぐいと顔料プリント手ぬぐいは、オリジナル制作の用途によってどちらをお薦めするかが異なります。
どちらの製法でオーダー発注するか悩んだ際は、特注手ぬぐいの用途に合わせて判断するのも一つの手です。
染め手ぬぐいのお薦め用途
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染め手ぬぐいの魅力は、なんといってもその手触りの良さにあります。
柔らかく肌に触れても刺激が少ないため、剣道の面手ぬぐいやお祭りの衣装に使用する手ぬぐいのオリジナル製作の定番です。
また、裏面まで染色された染め手ぬぐいは、その品質の高さも訴求ポイントの1つ。
記念品や販売用グッズなど、高品質な特注手ぬぐいを作成するのにも染め手ぬぐいがお薦めです。
プリント手ぬぐいのお薦め用途
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手触りや裏抜けといった観点を比べるとプリント手ぬぐいは染め手ぬぐいに劣っているように思うかもしれません。
しかし、安価なのでノベルティの大口注文には根強い人気があります。
商店街のイベントで配布する粗品、取引先へ毎年贈るお年賀といった、大量かつ激安にオリジナル手ぬぐいを作成したい場合にはプリント手ぬぐいがお薦めです。
まとめ
今回は、手ぬぐいの名入れ製法である染めとプリントの違いをそれぞれの特徴を踏まえてご紹介致しました。
染めは染料インク、プリントは顔料インクを使用していて、インクの性質が異なるため手ぬぐいの仕上がりに違いが生じます。
しかし、染料インク手ぬぐいと顔料インク手ぬぐいのどちらかが優れているというわけではありません。
用途やオーダーメイドの目的に応じて、お薦めしたい名入れ方法は変わってまいります。
どちらの製法にするか迷われた際は手ぬぐい制作に詳しい当通販店のスタッフがご意見をお伺いしますので、「手ぬぐいの卸」へお気軽にお問い合わせ下さい!
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